SRE NEXT Staff Blog

SRE NEXT 2024 は 2024年8月3日(土)〜4日(日) 開催! SREによる、コミュニティベースのカンファレンス "SRE NEXT" のスタッフブログです。

エウレカのSREチームでの取り組みをスポンサーセッションでお話します。

こんにちは!国内最大級の恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs」を開発・運営する株式会社エウレカです。

www.pairs.lv

私たちはSRE NEXT 2020に引き続き、SRE NEXT 2022のプラチナムスポンサーとして協賛します!

スポンサーセッションとして、SRE Teamの責任者である @marnie0301 が登壇します。 また、@wapper0825 もスピーカーとして登壇します。

セッションについて

【組織にSREを実装していくまでの道のり(エウレカにおけるSREの取り組みの歴史)】 by @marnie0301

エウレカの代表プロダクトであるPairsは順調にサービスが成長し続けており、サービス開始から10年以上が経過した今も、サービスの機能やインフラにほぼ毎日変更や改善が加えられ続けています。 エウレカのSREチームは発足してから4年以上が経ちますが、発足から今日にいたるまでサービスの成長に負けずにむしろ変更速度を加速できるような改善や移行を続けてきました。

他にもパフォーマンス改善やセキュリティ強化、モニタリングの構築などなどシステムを支える重要な取り組みを少ない人数でいくつも行なう事で企業とプロダクトに価値を提供してきました。 反面でSREという役割の伝播はできておらず、本当に少ないメンバーで広がり続ける責務や組織と相対してきた結果、移譲や関心ごとの共有がうまく行われず、ボトルネックになるような場面も出てきました。

今回のセッションでは、単純にSREの人数を増やすという事だけでなく、組織やサービスのスケールに対して私たちがどのように役割や考え方を変化させていったか、どのように組織にSREを実装しようとしているかを、紆余曲折の部分も交えつつ、お話ししていけたらと思います。

【Steps toward self-service operations in eureka】 by @wapper0825

私たちeurekaは、登録者数1500万人を突破した恋愛・婚活マッチングサービス「Pairs」を10年弱開発・運用を続け、その中で韓国・台湾へのリリース展開・オンライン結婚相談所「Pairs engage」をローンチなど順調に顧客に提供するサービスをグロースさせ展開してきました。 しかしその裏側では、私が入社した2020年当時において、多種多様なオペレーションの依頼対応に少人数で奔走し疲弊するSREチームの姿がありました。

この状況に対し、私は今に至るまで2年間セルフサービス戦略を打ち出し、200stateを超えるTerraform基盤・100種類を超えるタスクを抱えるバッチ基盤・他チームからの様々なオペレーション依頼などに関して 開発者、デザイナー、非開発者を巻き込んで依頼者自らが実行できる形へ移行・改善を続けてSREチームのボトルネック化を防ぎ信頼性とアジリティとスケーラビリティを担保してきました。

今回はそんな事例を共有しながら、良いセルフサービスなオペレーション設計とはどんなものであるか、他チームとのハレーションが起きないオペレーション移行とはという話をしたいと思います。

オンラインブースについて

当日はZoom Eventsにてオンラインブースを設けさせていただきます。

DAY1 : 5/14 16:00〜17:00 Casual Session

  • SREメンバーである @MoneyForestとカジュアルに話しましょう!
  • エウレカではBackendやDMの領域からSREと一緒になってSREプラクティスを実践していくエンジニアも募集しています。SREに限らずエウレカの開発組織について気になる方は是非お越しください。

DAY2 : 5/15 16:00〜17:00 Ask the Speaker

  • SRE Teamの責任者である@marnie0301と話しましょう!
  • セッションで気になったことや、その他エウレカのSREに関する質問にお答えします!

まとめ

  • SRE NEXT 2022のプラチナムスポンサーをします!
  • セッションでは @marnie0301 と @wapper0825 が話します!
  • Day1, Day2ともに16:00〜17:00でオンラインブースを開放するので、交流しましょう!

それでは、当日お会いしましょう!

SRE NEXT2022 オンラインブース ポリシー について

こんにちは。SRE NEXT 2022 運営スタッフの sakutaro です。

スポンサー様へSRE NEXT 2022のオンライン会議の仕様とオンラインブース ポリシーをご案内させていただきます。

アジェンダ

  • Expoについて
    • Expo開催時間
    • ブースについて
    • QA対応
  • スポンサーブースについて
    • 個人情報のプライバシー取得について
  • 違反行為や不適切等行為の問合せ相談窓口

SRE NEXT2022 オンラインブース ポリシー

SRE NEXT 2022ではZOOM Eventsの Expo機能(フルオンライン)を利用します。

※ZOOM Eventsとは

(外部リンク)Zoom Events の Expo で生み出されるバーチャル イベントの有意義な交流

SRE NEXT 2022 オンラインブース ポリシーはすべての人にとって安心・安全なイベントを提供するためのものです。

このポリシーはSRE NEXTが主催・運営するすべてのイベントに適用され、参加者、パートナー、スポンサー、ボランティア、イベントスタッフなどすべての関係者(以下「イベント関係者・参加者」といいます。)はその遵守を求められます。

SRE NEXT CODE OF CONDUCT -SRE NEXT 行動規範 -

Expo開催時間

Expo開始時間
  • 最初のプログラム(基調講演等)終了後に開始
Expo終了時間
  • 5月14日・15日ともに最後のプログラム終了後1時間まで。
  • 全体(プログラム)の休憩時間はございません

ブースについて

Expoにブースを設置できるものは以下となります。

  • スポンサー様(プラチナ・ゴールド・シルバー)
  • イベント関係者(スピーカー・イベントスタッフ)

ブースの仕様

  • Expo内では1対1のチャットが可能です。(ZOOM Eventsの仕様となります。)

    • Expo全体およびブース内へ全体発信する機能はありません。
  • ブース内は(最低)1〜(最大)4までのZOOMミーティングが設置可能です。

    • Expoの仕様により同時接続(アカウント)数は1つのため、ZOOMミーティングを複数設置する場合は複数のZOOMアカウントが必要です。
    • ブース内は必ず担当者を配置する必要はありません。
      • 不在のブースがある場合、SNS(twitter)投稿・SRE NEXTブログにて事前案内することは可能です。
    • 画面共有機能にて「スライド投影」や「動画を流しっぱなし」でもOKです。
    • 事前に設置数を確認させていただきます。

イベント当日のオンラインブース内のQA対応について

イベント当日のExpo内でのQAについては、SRE Lounge slackチャンネル #srenext2022_expo-qa を作成し全体のアナウンスやQAをさせていただきます。(イベント日前日までにチャンネルは作成予定です) 各ブースのQAについては、同じslackチャンネル(#srenext2022_expo-qa)内のブース毎にスレッドにQAを投稿させていただきます。 問い合わせはGoogleフォームに統合とさせていただきました。(5月6日 更新)

スポンサーブースポリシー

個人情報の取得について

  • SRE NEXTスタッフはイベント参加者の個人情報取得はいたしません。
  • SRE NEXTスタッフが知り得た個人情報をスポンサーへ提供することはいたしません。

アンケート取得および個人情報取得について

  • ブースに入室した参加者からアンケート回答の同意を得た場合のみ、アンケートの取得が可能となります。
  • アンケートを取得する際、個人情報取得がある場合は個人情報提供の同意有無をアンケートの最初に明記願います。
  • アンケートの説明欄で個人情報保護ルールをリンク等で掲示いただきます。

違反・不適切等の不審行為問合せ相談窓口

Expo内ではSRE NEXTスタッフが警備・巡回のためにブースに入室することがございますので、予めご了承ください。 Expo内で違反・不適切等の不審行為問合せ相談窓口を開設いたします。

SRE NEXT CODE OF CONDUCT -SRE NEXT 行動規範 -

問合せ方法については後日ご案内いたします。

SRE NEXT 2022 でのチケット種別と購入について

こんにちは。SRE NEXT 2022 運営スタッフの gr1m0h です。

SRE NEXT 2022 の一般チケット、個人スポンサーチケット販売がスタートしました! 早速、チケット種別、チケット購入方法について紹介していきます。

チケット購入はこちらから!!

チケット種別のご紹介

今回は、前回のSRE NEXT 2020とは違いオンラインイベントとなり、チケットの種別がシンプルになっています。

一般チケット

カンファレンス本編に無料でご参加いただけるチケットです。 購入方法については後述します。

個人スポンサーチケット THANK YOU!! SOLD OUT

個人スポンサーチケットは、SRE NEXT 2022 を応援してくださる方のためのチケットです。 特典としては、公式サイトへ皆さんのSNSアイコン掲載に加え、公式ステッカーを送付いたします。 一般チケット同様、購入方法については後述しますが、チケット購入時に以下の項目に追加で答えていただく形になります。

  • 公式サイトへスポンサー情報を掲載させていただく際の掲載名及びアイコンのURL
  • 公式ステッカーを送付させていただく際の郵便番号と住所

是非、スポンサーご検討くださいませ。

チケット購入方法

事前の参加登録はeventbriteを使用していました。

そのeventbriteですが、チケット販売は4/28が受付終了となり、それ以降はZoom Events上で直接登録のみとなります。

参加受付 受付開始 受付終了
eventbrite 2022/03/14 2022/04/28
Zoom Events 2022/04/27 2022/05/15

※これはeventbriteとZoom Eventsの連携機能を補うための措置となります。ご了承ください。

2022/04/27以降にZoom Eventsで直接登録した方は、eventbriteのチケットは不要となります。

Zoom Eventsからのチケット購入方法

以下の手順の実施お願いします。

(例としてリハの時の写真を載せております。)

0. こちらのリンクを踏む

1. Zoomにログインする

2. Registerボタンを押す

3. 規約などの確認をチェックし、Confirm Registrationのボタンを押す

4. Your registration is complete と表示されれれば完了

  • チケット発行完了メールが、Zoom登録先のメールアドレスに届いているかと思いますので、そちらでも確認することができます
  • 画像で表示されているJoin Lobbyボタンはイベント当日に表示されます

Zoom Eventsへの当日の参加方法

こちらは別途、2022/5/6に記事を公開予定です!そちらをお待ちいただければと思います。

さいごに

最後にもう一度! チケット購入ページは以下になります!

チケット購入はこちらから!!

チケット購入に関して不明点等ございましたら、Twitter@srenext 宛か、SRE Lounge の Slack ワークスペース( 参加リンク )内にある #sre-next チャンネルにてご質問ください。

SRE NEXT 2022 の CFP についてのご案内

こんにちは。SRE NEXT 2022 のスタッフで、主に Call For Proposals (CFP) を担当する Muzi です。

CFP を公開しました!

CFP およびプロポーザルの投稿フォーム(締切:2022/3/6(日) 23:59 (日本時間))

前回の SRE NEXT 2020 と同様、今回もみなさまからの発表を広く募集します。この記事では、プロポーザルの応募にあたって感じる疑問点や不安をできるだけ解決できるよう、イベントの概要から、プロポーザルの応募方法、そしてプロポーザルが採択された場合の参加方法まで詳しくご説明します。

どのような発表を募集しているか

今回の SRE NEXT 2022 は 「SRE DIVERSITY」 をテーマとして開催します。

このテーマに込めた私たちの考えについては、SRE NEXT 2022 実行委員会委員長の nari さんによるブログ記事をぜひご覧ください。

ここでは、その内容の一部を引用します。

前回のSRE NEXT 2020でSRE自体の国内における一定規模以上のWeb企業での事例の集約・普及の役割は十分に担えたと考えています。また、そこからここ数年間でSREに関する話題やイベントもどんどん増え、注目度も日に日に増していっている状態です。そういった今の流れを加速させ、SREプラクティスをより幅広い人々や領域へ普及していく役割を担うべく、テーマを 「SRE DIVERSITY」 と称してSRE NEXT 2022を開催することとしました。

前回の SRE NEXT 2020 と同様に、今回も、以下のトピックを含む発表を募集します。

  • Site Reliability Engineering に関すること
  • 実際に遭遇した問題を解決した内容であること

「Site Reliability Engineering に関すること」は必須です。しかし、これは Site Reliability Engineer という職種に限定するという意味ではありません。例えば、SRE のプラクティスを他の職種に応用した DevSecOps のようなトピックも対象に含まれます。

「実際に遭遇した問題を解決した内容であること」は必須ではありませんが、そのほうが参加者の興味を引きやすいかと思います。あなたが遭遇した問題には、他の方も遭遇していたり、これから遭遇するかもしれません。

今回は SRE DIVERSITY というテーマを掲げているとおり、「Site Reliability Engineer という職種にとらわれない」、「最初の SRE 本にあったプラクティスにとらわれない」発表も広く募集している ということを強く強調させてください。厳密に考えて範囲内かどうか……?といったことはあまり考えすぎず、まずはプロポーザルの応募をご検討ください!

プロポーザルが採択された場合の参加方法

前回の SRE NEXT 2020 は2020年1月開催だったため、幸いにもオフラインで開催することができました。しかし、昨今のコロナ禍の状況を鑑みて、今回の SRE NEXT 2022 は オンラインのみの開催 とさせていただきます。

そのため、登壇者の方には、以下のようにご参加いただくことを予定しております。

  • 開催1ヶ月前までに、講演をビデオ録画したものをご提出いただく
  • 開催当日は、発表をライブ配信した後にある Q&A の時間に、オンラインでご参加いただく

事前のビデオ録画については、以下のような方法を予定しております。Zoom を利用できる環境であれば難しくない方法を考えておりますのでご安心ください。

  • 動画の形式
    • 推奨録画方法:Zoom 録画機能の使用を推奨
    • ファイル形式:mp4 (H.264AAC)
    • 解像度:max 1080p
    • 縦横比率:16:9
    • 動画構成:スライド、 self カメラ(任意)
      • 例を挙げますと、SRE Lounge #13 のようなイメージです
      • 今回は残念ながらオンラインのみの開催となってしまいましたが、self カメラの映像も一緒に録画をいただくとオフラインの時と同様に登壇者の雰囲気が伝わるかもしれません
  • 提出方法
    • Google Form を使用する(詳細は後日ご案内します)
  • 提出期限
    • 開催1ヶ月前(詳細は後日ご案内します)
    • ライブ配信のための加工(セッションオープニング動画と組み合わせるなど)のため、事前に動画をご提供いただく必要があります

最後に、以上の内容は現時点での予定であり、一部変更される可能性がありますことを予めご了承ください。

投稿フォームの記入方法

投稿フォームは こちら です。

一度投稿したプロポーザルは、締切まで何度でも編集できます。そのため、もし少しでも「SRE NEXT 2022 で発表してもいいかな……」とお考えでしたら、仮の内容で構いませんので、できるだけ早めに最初の投稿をすることをお勧めします

また、「発表のアイディアを1つに絞れない……」という方のために、1人につき2件までプロポーザルを受け付けます。もし3件以上投稿された場合は、最終更新日が新しい2件のみを審査の対象とします。

以下、投稿フォームの各項目について、詳しくご説明します。

メールアドレス

プロポーザルが採択された場合、sre.next@gmail.com から、こちらのメールアドレス宛にご連絡を差し上げます。採否の連絡は、締切の約1週間後を予定しています。

プロポーザルを投稿いただく段階では、メールアドレス以外の情報はお伺いしません。プロポーザルが採用された際には、オフィシャルサイトに掲載するため、追加で以下の情報提供をお願いします。

  • 氏名(ハンドルネーム可)
  • 所属(非公開可)
  • SNS アカウント(非公開可)
  • 氏名とともに表示するアイコン画

発表のタイトル、発表の概要

参加者が発表の内容をイメージできて「聞いてみたい!」と思えるような、タイトルおよび概要の記入をお願いします。

プロポーザルが採択された場合、これらは参加者に向けた情報として、SRE NEXT 2022 オフィシャルサイト上で公開されます。どのように表示されるかは、前回のタイムテーブルをご参考ください。

聞いた人が得られるもの

この発表を聞いた参加者が何を持ち帰れるかを、100文字以内でアピールしてください。この情報は、採否を判断するための情報として、スタッフのみが閲覧します。

例えば、あなたはどのような聴衆を想定しているか、あなたの講演を聞いた人はどんなアクションを始めたくなるか、あなたの講演を聞いた人の記憶に一番残るものはなにか、といったことを考えてみてください。

発表の詳細(任意)

現時点で予定している発表の詳細を、可能な範囲でご記入ください。この情報は、採否を判断するための情報として、スタッフのみが閲覧します。

この項目は任意入力ですが、詳しく書かれているほど、スタッフが採否を判断する際の助けになります。前回の SRE NEXT 2020 では非常に魅力的なプロポーザルが多く、最終的な採否の判断を行うにあたって、この欄をとても参考にさせていただきました。

発表時間の長さ

希望する発表時間の長さを、「40分」または「20分」からご選択ください。いずれかの枠に応募数が偏った場合、スタッフから発表時間の長さの変更をご相談させていただく可能性があります。

参加可能な日

登壇者の皆様には、Q&A の時間(5分間)のみ、リアルタイムでご参加いただくことを予定しています。そのため、5/14(土)〜15(日)のうち、現時点で参加可能な日をお教えください(あくまで現時点の予定で、後ほど変更があっても構いません)。タイムテーブルを作成する上での参考にさせていただきます。

Q&A の時間に参加できるかわからない場合、または Q&A を希望しない場合は「Q&A なし」を選択ください。Q&A なしの場合は、その分だけ講演時間を延長可能です。

なお、本イベントは、スタッフの体調不良などのやむを得ない事情が発生した場合には、開催を5/21(土)〜22(日)に延期することを予定しています。その際には、Q&A への参加は、フォームへの記入内容に関わらず任意(可能な方のみ参加)とします。

確認事項

事前にご確認いただきたいことを、投稿フォームの最後にチェックリストとして記載しています。

これらの確認事項に同意いただける場合は、チェックボックスをオンにしてください。すべてのチェックボックスがオンになっているプロポーザルのみを審査の対象とさせていただきます。

おわりに

今回は初めてのオンライン開催となるため、私たちの情報公開がまだ不足している部分もあるかと思います。プロポーザルの提出にあたって、もし不明な点や、不安を感じる点がございましたら、Twitter@srenext 宛か、SRE Lounge の Slack グループ(参加リンク)内にある #sre-next チャンネルにてご質問ください。

最後にもう一度、投稿フォームはこちらになります!

CFP およびプロポーザルの投稿フォーム(締切:2022/3/6(日) 23:59 (日本時間))

SRE NEXT スタッフ一同、みなさまのプロポーザルを心から楽しみにしています。ぜひ、SRE について語り合えるこのイベントを一緒に盛り上げていきましょう!

変更履歴

2022-02-20:発表後の Q&A を必須から任意に変更しました

2022-03-04:プロポーザルが採択された場合の参加方法の項目内の、提出いただく動画構成について self カメラの映像を任意としました

SRE NEXT 2022を開催します

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SRE NEXT Logo

はじめに

こんにちは!SRE NEXT 2022実行委員会委員長のnari です。

先日、SRE NEXT公式Twitter アカウントにてSRE NEXT 2022の5/14,15の日程でのオンライン開催が発表され、オフィシャルサイトも公開されました!

この投稿では、なぜ我々はSRE NEXT 2022を開催するのか・どんなカンファレンスにしたいかを書いていきます。*1

2022/2/7追記: スポンサー募集開始しました SRE NEXT 2022 スポンサー応募フォーム

2022/2/7追記: CFP Openしました SRE NEXT 2022 の CFP についてのご案内 - SRE NEXT Staff Blog

SRE NEXTとは

信頼性に関するプラクティスに深い関心を持つエンジニアのためのカンファレンスであり、同じくコミュニティベースのSRE勉強会である「SRE Lounge」のメンバーが中心となり運営・開催されているものです。

第一回の SRE NEXT 2020 は2020年1月に開催され、今年2022年に第二回の開催が予定されています。SREという職責で働く方だけではなく、ユーザーへの信頼性獲得に関心がある方すべてを対象とするカンファレンスです。*2

第一回の前回は、開催1ヶ月前にオフライン会場キャパいっぱいで設定したチケットがソールドアウトしたり、開催後50以上のブログで振り返り記事を書いていただけるなど参加者の熱量も圧倒的で、今でもSRE NEXT 2020での登壇スライドがブログなどで引用されることをみかけたりするほど、参加者の皆様のおかげでSREやその周辺の界隈を巻き込んで長期にわたる盛り上がりを見せています。

なぜSRE NEXT 2022を開催するのか

前回のSRE NEXT 2020でSRE自体の国内における一定規模以上のWeb企業での事例の集約・普及の役割は十分に担えたと考えています。 また、そこからここ数年間でSREに関する話題やイベントもどんどん増え、注目度も日に日に増していっている状態です。*3 そういった今の流れを加速させ、SREプラクティスをより幅広い人々や領域へ普及していく役割を担うべく、テーマを 「SRE DIVERSITY」 と称してSRE NEXT 2022を開催することとしました。

例えば、SRE NEXT2020の発表者、参加者ともにやはりある程度の規模の自社プロダクトに携わっている方が多かった印象で、より多くの規模や形態でのSREプラクティスの話があっても面白いかと思います。またフェーズによって必要なSREの取り組み方が異なってくることは、様々な場所で語られていますし、最近日本語訳が出た話題作であるチームトポロジーでも言及・引用されていますが、まだまだグロース期以降のプロダクトになってからのプラクティスが多かったと思います。 また領域に関しても、SREcon19での Pivotal社のJim Thomson,David Laing氏による「Extending the Error Budget Model to Security and Feature Freshness」*4のようなエラーバジェットの考え方を脆弱性管理などのセキュリティ領域に適応した話や、 SREの探求*5 「32章 運用と社会運動が交わるところ」でのSREプラクティスと社会運動の話や、 catchpoint社が出しているSRE 2021 Report*6にて大きなモニタリングコンポーネントとして掲げているAIOpsにまつわるトピック、などなどのような周辺領域や様々な領域と交わるプラクティスの話がもっとあってもいいと思っています。

このような考えから、スタートアップから大企業まで、幅広い業種・領域・フェーズでのSRE Practiceの実践を集約し、より多様なSREの実践が普及していくきっかけを提供したいと思い、SRE NEXT 2022の開催する運びとなりました。 SRE本共著者のNaill Murphy氏のSRECon21のKeynote、「Don't Follow Leaders or "All Models Are Wrong (and So Am I)」*7では、SRE本の絶対的な影響は思考停止につながっていて、イノベーションを欠如させていると述べており、大事なのはこれらのモデルを時代に合わせて進化させていくことだと述べています。 より多様なユーザーへの信頼性獲得の試行錯誤は、参加者の皆様に多くの気付きや学びを提供し、自分たちのSREプラクティスを再考し "SREのNEXT" を考えていくきっかけをあたえてくれると信じています。*8

SRE NEXT 2022をどんなカンファレンスにしたいか

前回イベントもSREの方だけでなく、様々な職責の方にご参加いただいけましたが、今回はよりテーマの通り多様なエンジニアが参加し関心を寄せてもらえるようなイベントにできたらなと思っています。 これから募集させていただく公募のセッションも、SREという職責の方だけでなく信頼性獲得に日々格闘している方から応募いただきたいです。 また、ベースはSRE Lounge と同じで、 双方向性のある意見交換の場を提供したいと考えておりますので、懇親会やオンライン会場を用意する方向で動いています。 また、今回はオンライン開催ということもあり前回お越しいただけなかった地方の方々も参加・交流していただける機会を提供できるまたとないチャンスだとも考えています。

SREという思想・プラクティスが限定的な職責や領域の人間だけのものではなく、より民主化・一般化し様々な領域で語られる一助となるイベントを目指します。

終わりに

魅力的なセッションを揃えていくのはもちろんのこと、様々なイベント・懇親会・オンライン会場などのコンテンツを運営一同日々検討し動いていっていますので、是非是非SRE NEXT公式Twitter アカウントをフォローしながら情報発信をお待ちいただければと思います。 前回同様、参加者やスポンサー様と共に盛り上げながらイベントをより良いものにしたいと考えておりますので、今後ともSRE NEXTをよろしくお願いいたします。

*1:また、こちらではSite Reliability Engineering(以降、SRE)に関しての詳しい説明については記述しません。ご了承ください。

*2:SREは思想やプラクティスであり、あえて職責として切り出さずに実現している会社は数多く存在します。

*3:特にWebアプリケーションにおける一般的な可用性に関するSLI・SLOの設計と運用の話はかなり広く聞くようになりました。

*4:https://www.usenix.org/conference/srecon19americas/presentation/thomson

*5:https://www.oreilly.co.jp/books/9784873119618/

*6:https://pages.catchpoint.com/2021-sre-report

*7:https://www.youtube.com/watch?v=7Ktzu0qvS6c

*8:もちろんこれらは、一般的なSREプラクティスの事例についてのコンテンツを採用しないということではありません。より幅広く信頼性に関するプラクティスを募集するという意味です。また、決して多様性についてのコンテンツを要求するものではありません、あくまでより幅広い信頼性に関するプラクティスを歓迎することを示したものと解釈いただければと思います。

DeNAのタクシーxAIプロダクトでの取り組みをお話します

SRE NEXT 2020ご来場の皆様、こんにちはDeNAでオートモティーブ事業に携わる森下です。 SRE NEXT 2020が週末に迫り、非常に楽しみにしています。 今年弊社はSRE NEXT 2020にスポンサーという形で関わらせていただいています。

最初に弊社ですが、現状SREという職種で募集を行っていません。 しかし、AIを活用するエンジニアリングが専門職になる中、その専門性に集中してもらい、成果を実プロダクトに繋げるためエンジニアリング組織が、社内で立ち上がっています。 私のモビリティインテリジェンス開発部のアプリエンジニアや、鈴木の所属するMLエンジニアリンググループなどがそうです。それらのエンジニアの中から、SREに近い取り組みを始めています。

今回は、タクシー配車アプリMOVのAIプロダクトで行ってきた、タクシー乗務員に最適な走行経路を案内するお客様探索ナビで行ってきた信頼性に対する活動をお話しします。

プレスリリース AIでタクシーの収益性向上と人手不足解消へ 次世代タクシー配車アプリ「MOV」 AI需給予測による「お客様探索ナビ」の商用化開始 https://dena.com/jp/press/004550

リリースしたばかりのプロダクトで、取り組みも試行錯誤している段階です。 しかし、DS、アルゴリズムエンジニアの成果を、オートモーティブの実プロダクトにつなげるにあたって、 独特の観点や面白さがあったのではないかと思い、今回お話させていただこうと思いました。 主に以下のポイントでお話します。

  • タクシー需給シミュレーションを中心にした開発を支えるエンジニアリングとは。
  • データパイプラインに対する信頼性とは。
  • タクシー乗務員の行動につなげるため、安全性に対して行った取り組みとは。

まだまだ未熟なプロダクトですが、このお話で面白がっていただき、弊社に興味を持っていただければと思います。

https://career.dena.jp/

SRE NEXT 2020 パネルディスカッションの概要をご紹介します!

SRE NEXT 主催の @katsuhisa__ です!今週土曜日(2020/01/25)は、ついに SRE NEXT 2020 当日ですね!本記事では、当日18:30 - 19:10の時間帯で行われるパネルディスカッションの概要をご紹介します。

パネラーのご紹介

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SRE サイトリライアビリティエンジニアリング』の監訳を担当された関根 達夫さん、翻訳を担当された玉川 竜司さんに加え、元Google SRE / SWE、Retty CTOで現 Retty Innovation Lab ラボ長の樽石 将人さん、元はてなCTOで現在メルカリのMicroservices化を旗振りされている田中 慎司さんにご登壇いただきます。

また、私 @katsuhisa__ がモデレーター、SRE NEXT 運営コアスタッフ @nari がタイムキーパーを担当します。

当日の進行

チケット購入者の皆様に回答いただいた事前アンケートをいくつかピックアップし、パネラーの皆様にディスカッションを行っていただきます。具体的には、以下のような質問を取り上げる予定です。(当日までに変更する可能性がございます。)

SRE チームのはじめかた

  • 自社(もしくはこれまで所属した組織)でのSREチームの歴史
  • 改めて0からSRE組織を作ることを考えたときに、改善したいところ
  • SREチームを作るまでにどのような苦労/問題があったか、そしてどう乗り越えたのか
  • これからSREチームを立ち上げたいのですが、必要なスキルセットは

役割

  • SREは会社や組織に対して献上する成果はどのようなものでなければならないか、どうありたいか
  • SREというチームが存在すべきなのか、プロダクトチームの中にSRE的な動きをするエンジニアがいるべきなのか?
  • SRE book の原理原則はどこまで適用して、何を捨象しているかあるいはどのレベルまで適用していれば SRE と言えるのか(旧来のインフラエンジニアではないのか)

採用・評価・育成

  • SREの採用や育成(オンボーディング等)での取り組みを具体的に聞きたいです
  • SREの仕事の評価はどのようにしていますか?
  • チーム向け、個人向け含めてSREの重要性を理解するメンバーを増やすには?
  • SREチームで、メンバーそれぞれの個の強みは活かしつつ、かと言って属人化させないための努力とか工夫とかを聞いてみたい、あとはスキルのチーム内で標準化ができているか

今後のSRE

  • SRE というエンジニアリング手法やエンジニアの職種が確立されてきたが、今 SRE と呼ばれる人は、この先どのようなことに取り組んで行くと思いますか?(例: よりサービスチームに近い形で働くようになる・よりプラットフォーム提供側に近い形で働くようになる、など)
  • SRE が不要となる時代は来ると思いますか?その時代が訪れるとしたら、いつになると思いますか?

必ずしも、すべての質問を取り上げる時間の余裕はないかもしれませんが、時間が許す限り、多くの内容に触れられるとよいな、と思っております。それでは、皆さん SRE NEXT 2020 でお会いしましょう!11:30から入場できます!(11:50 - 12:10に行われる早期来場者特典のヨガもお楽しみに!)