SRE NEXT Staff Blog

SRE NEXT 2025 は 2025年7月11日(金)〜12日(土) 開催! SREによる、コミュニティベースのカンファレンス "SRE NEXT" のスタッフブログです。

SRE NEXT 2025を開催します

はじめに

こんにちは渡部です。SRE NEXT 2024でアナウンスがありましたが、SRE NEXT 2025の開催が正式に決定しました!!Co-Chairは私と岩堀さんになります。

2025年に開催されるSRE NEXTは、第5回目の開催となります。過去4回の開催を通じて、私たちは参加者からの貴重なフィードバックを元に、内容の充実と多様化を図ってきました。今年も、SREに関する最新のトピックスや、現場で活かせる具体的なプラクティスを共有する場として、さらなる成長を目指しています。

この記事では、SRE NEXT 2025の開催情報やテーマ、予定されているサブイベントについてご紹介します。

開催概要

SRE NEXT 2025は、東京・有明で開催されます。今年も昨年に引き続き、ハイブリッド形式での開催が予定されており、現地に来られない方でもオンラインで簡単に参加できるようになっています。

  • 日程: 2025年7月11-12日
  • 場所: TOC有明 + オンライン
  • テーマ: Talk NEXT

2025テーマ「Talk NEXT」

SRE NEXT 2024「Beyond NEXT」では2023で掲げられたDiversity、Interactivity、Empathyの価値観を継承しつつさらに進化させる、というテーマに基づき様々な試みが行われました。

2025においてもこの3つの主要な価値観を引き続き継承しつつ、「会話」を中心としたよりInteractivityを高めた場を提供したいと考えています。

なぜ会話なのか?

2023年の山口さんによるクロージングキーノートでは「信頼性は会話です」という言葉で締められ、関係者感での対話により信頼性目標が決定し、実現のためのアクションが行われていくということが語られました。

SRE NEXT 2025ではカンファレンス内における会話(Talk)を通して各々次のアクション(NEXT)のためのヒントをより多く得られるような場の提供を試みます。

Talkはセッションの聴講、登壇者への質問、ホールでの会話など様々なものを含みますが、参加者間でのディスカッションを伴うようなコンテンツも検討しておりますので、参加者の皆様にはぜひ楽んで頂ければと思います!

SRE NEXT とは

SRE NEXTは、システムの信頼性に関するプラクティスに強い関心を持つエンジニアや技術者を対象としたカンファレンスです。このイベントは、「SRE Lounge」のメンバーを中心に運営・開催されており、SREの役割を持つ方々に限らず、ユーザの信頼を獲得・維持することに関心を持つすべての人々に門戸を開いています。

来場者の職責も、SREに限定されることはなく、インフラエンジニアやサーバーサイドエンジニア、さらにはフロントエンドエンジニアといった多様な職種の方々が参加しています。それぞれの立場から、システムの信頼性向上に向けた議論が行われ、異なる視点を取り入れることで、より包括的な理解が深まるのもSRE NEXTの魅力の一つです。

さらに、カンファレンスの終了後には、登壇者のスライドや資料がSNSやブログを通じて広く共有されます。これにより、参加者だけでなく、遠方や参加できなかった方々にも知見が伝わり、活発な感想や議論が展開されます。こうしたオープンな情報共有は、SREのプラクティスをさらに広め、実践的な知識をコミュニティ全体で集約し普及させる原動力となっています。

SRE NEXTというカンファレンスは、単なる情報提供の場にとどまらず、参加者同士のネットワーキングや、コミュニティの形成にも大きく寄与しています。今後も、多様なバックグラウンドを持つ参加者同士が知識を共有し合い、SREの領域を超えた新しい価値を生み出していくことでしょう。

SRE NEXT 2025も、これまで以上に充実したプログラムを準備し、皆さんと共に学び、成長する機会を提供します。次なるステージへと進むSRE NEXTを、ぜひお見逃しなく。

Road to SRE NEXT

昨年好評だったSRE NEXTのサブイベント「Road to SRE NEXT」を2025年もやります!場所は現在「札幌」「仙台」を計画中で時期や具体的な場所はまだ未定となっています。決まり次第情報はSRE NEXT公式Xアカウント@srenextから発信していきますので、ぜひフォローしてください。

「Road to SRE NEXT」は、日本各地でSREプラクティスを広め、SREコミュニティを強化するためのイベントシリーズです。特に地方でのSRE活動を支援し、メインのSRE NEXTカンファレンスへの参加を促すことを目的としています。これらのイベントでは、地域のエンジニアがネットワーキングし、知識を交換し、インスピレーションを得る機会が提供されます。より詳しい情報は過去の開催ブログをご確認ください。

さいごに

SRE NEXT 2024は、昨年に引き続きハイブリッド形式で2日間にわたって開催されます。参加者数やスポンサー数が年々増加していることから、SRE NEXTが成長し続けていることが実感できます。このような大規模なイベントのChairを務めることに不安もありますが、それ以上に素晴らしいイベントにしたいという強い意志があります。

皆様のご期待に応えるべく、最高のカンファレンスを目指して準備を進めてまいりますので、どうぞSRE NEXT 2025をよろしくお願いします!

(2024のChairと2025のChairの写真 by SRE NEXT Staff)

SRE NEXT 2024が無事終了しました

SRE NEXT 2024でCo-Chairを務めた菱田(@kenta_hi)です。

2024年8月3-4日にSRE NEXT 2024を開催し、無事終了いたしました。 ご参加いただいたみなさま、ありがとうございます。

SRE NEXT 2024は登録者だけで1000名を超え、2日間でのオンライン・オフラインの延べ参加人数 1500名を超えるイベントとなりました。

このように大きなイベントを開催でき無事終了できたのも、スポンサー企業各社様の多大なご支援のおかげです。

あらためて、お礼申し上げます。

SRE NEXT 2024の感想

SRE NEXT 2024は、過去やりたいと思っていたことを実現できたイベントになりました。

例えば、海外の方の登壇、交流を意識した会場とタイムテーブル設計、Ask the Speaker、Road to SRE NEXT、キャラクターの作成などです。 私個人としては、どれも皆の思いがこもったコンテンツになったと思っています。この思いが、このイベントに参加してよかったというお声につながっていると感じています。

個人的にとてもよかったことを記載しておくと、Co-Chair体制です。

2023の振り返り会で次のChairは誰がやるかの話になった時、柘植さんと私が手を挙げて偶然始まった体制です。 事前に何か相談はなく、互いの関係値もほとんどない状態で活動が始まりました。

ですが、下北の飲み屋で大事な話をし非同期のチャットやドキュメントのコミュニケーションを経て、お互いのやりやすい形を阿吽の呼吸で作れたのは心地よいものでした。 2023年10月から約10ヶ月間、SRE NEXT 2024を作っていく時間を共にした柘植さんにとても感謝しています。

SRE NEXT 2025について

さて、Chairs Talkでも発表しましたが、SRE NEXT 2025を2025年7月11-12日に開催いたします。

SRE NEXT 2025

SRE NEXT 2025のテーマやイベントに込める思いは、次のChairsにバトンを渡し盛大に語ってもらいます。 SRE NEXT 2024を楽しめた方はもちろん、まだ参加したことがない方はぜひご参加ください。

最後に

SRE NEXT 2024は、大盛況のうちに終えることができました。

本当にありがとうございました。

たくさんの方にお礼をお伝えしたいのですが、最後はSRE NEXT 2024に関わってくださったコアスタッフ、当日スタッフの皆さんにお礼を述べたいと思います。

2023年10月から開催終了までの約10ヶ月の間、SRE NEXT 2024を作り上げることに尽力いただきありがとうございました。 振り返るともっとよいやり方があったなと思いつつ、至らぬ点は多くの方にサポートいただきました。みんなスタッフとして参加してくれて、本当にありがとう!!!

集合写真! Photo by SRE NEXT Staff

おしまい。

SRE NEXT 2024 の CFP についてのご案内

こんにちは。SRE NEXT 2024 のスタッフでCfPチームを担当している川崎(@yuta_k0911)です。

CFPの公開について

今回で 4回目 の開催となる SRE NEXT 2024 ですが、過去の回と同様に広く発表を募集します。 この記事ではプロポーザルの応募にあたって感じる疑問点や不安をできるだけ解決できるよう、イベントの概要から、プロポーザルの応募方法、そしてプロポーザルが採択された場合の参加方法まで詳しくご説明します。

どのような発表を募集しているか

まずは SRE NEXT 2024 Co-Chair の 菱田さん(@kenta_hi))の SRE NEXT 2024開催宣言のブログ記事 をご一読ください。

前回の SRE NEXT 2023 でも 「SRE DIVERSITY」がテーマでした。 そこで掲げた「Interactivity」「Diversity」「Empathy」の3つの価値観を大切にしながら議論を深める場にしたいと考えています。

SRE NEXT 2024では 「Beyond Next」 をテーマとしています。 前述の価値観も大事にしつつ、今までの SRE NEXT と同様に、今回も以下のトピックを含む発表を募集します。

  • Site Reliability Engineering に関すること
  • 実際に遭遇した問題を解決した内容であること

そして、「Site Reliability Engineer という職種にとらわれない」「SRE 本にあったプラクティスにとらわれない」発表も広く募集します。 発表時間は以下の3パターンで募集します。いずれも質疑応答の時間は含みません。

  1. 20分
  2. 40分
  3. LT(5分)

今回から「LT」の枠を追加しました。ぜひ、登壇経験が少ない方も気軽に応募いただきたいと思いますので、ご検討ください。(企業紹介だけのLTはNGとさせていただきます

プロポーザルを検討する中で「これは果たしてSREなんだろうか?」と疑問を持ったとしても、あまり考えすぎず、まずは応募していただければ幸いです。

採択方法について

採択にあたっては、SRE NEXTスタッフ内の希望者でプロポーザルレビューおよび投票を行い、投票数の多かったものを優先的に、セッションの多様性を考慮して採否を決定します。

プロポーザルが採択された場合の参加方法

SRE NEXT 2024はオフラインとオンラインのハイブリッド開催となりますが、スピーカーの方は現地(Abema Towers)参加に限定させていただきます。また原則として、事前の録画の提出と現地での再生については不可とさせていただきます。

※自然災害等の不可抗力、その他主催者の責めに帰すべき事由によらずに現地会場への来場者の安全が確保出来ない場合にはオンライン開催に切り替える可能性があります。また、自然災害等の不可抗力、その他主催者の責めに帰すべき事由によらずにイベントの開催が困難となった場合には、開催を延期または中止させていただきます。延期の場合はオンライン開催のみとなります。

参加チケットについて

プロポーザルを提出いただいた方は、6月より販売開始予定の参加チケットを急いで購入いただく必要はございません。採択された場合は無償で懇親会付きチケットが発行され、採択されなかった場合につきましては、チケット二次募集開始前に3営業日ほど優先販売の期間を設ける予定です。プロポーザル投稿フォームに記載いただいた連絡先宛に、チケット優先購入方法をご案内いたします。

プロポーザル投稿フォームの記入方法

プロポーザルの投稿フォームは 2024年4月24日(水)9:00 にオープンしました。

応募の締切は 2024年5月19日(日)23:59 です。

一度投稿したプロポーザルは、締切まで何度でも編集できます。そのため、もし少しでも「SRE NEXT 2024 で発表してもいいかな…」とお考えでしたら、仮の内容で構いませんので、できるだけ早めに最初の投稿をすることをお勧めします

また、「発表のアイディアを1つに絞れない…」という方のために、1人につき2件までプロポーザルを受け付けます。もし3件以上投稿された場合は、最終更新日が新しい2件のみを審査の対象とします。ただし、プロポーザルを2件投稿された場合、採択されるのは最大1件となります。

以下、投稿フォームの各項目について、詳しくご説明します。

採択された際のご案内

プロポーザルが採択された場合、@sre-next.org のアドレスから、こちらのメールアドレス宛にご連絡を差し上げます。採否の連絡は、締切の約1週間後を予定しています。

プロポーザルを投稿いただく段階では、メールアドレス以外の情報はお伺いしません。プロポーザルが採用された際には、オフィシャルサイトに掲載するため、追加で以下の情報提供をお願いします。

  • 氏名(ハンドルネーム可)
  • 所属(非公開可)
  • SNS アカウント(非公開可)
  • 氏名とともに表示するアイコン画

発表のタイトル、発表の概要

参加者が発表の内容をイメージできて「聞いてみたい!」と思えるような、タイトルおよび概要の記入をお願いします。

プロポーザルが採択された場合、これらは参加者に向けた情報として、SRE NEXT 2024 オフィシャルサイト上で公開されます。どのように表示されるかは、前回のタイムテーブルをご参考ください。

聞いた人が得られるもの

この発表を聞いた参加者が何を持ち帰れるかを、100文字以内でアピールしてください。この情報は、採否を判断するための情報として、スタッフのみが閲覧します。

例えば、あなたはどのような聴衆を想定しているか、あなたの講演を聞いた人はどんなアクションを始めたくなるか、あなたの講演を聞いた人の記憶に一番残るものはなにか、といったことを考えてみてください。

発表の詳細(任意)

現時点で予定している発表の詳細を、可能な範囲でご記入ください。この情報は、採否を判断するための情報として、スタッフのみが閲覧します。

この項目は任意入力ですが、詳しく書かれているほど、スタッフが採否を判断する際の助けになります。過去の SRE NEXT では非常に魅力的なプロポーザルが多く、最終的な採否の判断を行うにあたって、この項目をとても参考にさせていただきました。

確認事項

事前にご確認いただきたいことを、投稿フォームの最後にチェックリストとして記載しています。

これらの確認事項に同意いただける場合は、チェックボックスをオンにしてください。すべてのチェックボックスがオンになっているプロポーザルのみを審査の対象とさせていただきます。

  • イベント当日 8/3(土)、もしくは8/4(日)にAbema Towersに来場する
  • イベント後に YouTube の SRE NEXT チャンネルでアーカイブ公開する
  • SRE NEXT 行動規範 (Code of Conduct)に同意する
  • SRE NEXT 参加規約 に同意する

おわりに

プロポーザルの提出にあたって、もし不明な点や、不安を感じる点がございましたら、Twitter@srenext 宛か、SRE Lounge の Slack グループ(参加リンク)内にある #sre-next チャンネルにてご質問ください。

それではご提出お待ちしております!

変更履歴

2024-04-24 初版公開

Road to SRE NEXTを開催します!

SRE NEXT LOGO

はじめに

SRE NEXT 2024 STAFFの渡部 (@ryuichi_1208)です。

今年のSRE NEXTの開催日は2024年8月3日〜4日の2日間の開催です。会場は、サイバーエージェントさまのAbema Towersです。SRE NEXT 2023と同様に現地とオンラインのハイブリッド開催を予定しております。イベント当日が楽しみで仕方ありませんね!そこで私たちは東京開催のSRE NEXTに先駆けて8月まで全国各地を回って行うイベント「Road to SRE NEXT」を開催することに決定しました!

この投稿では「なぜRoad to SRE NEXTを開催するのか」「どんなイベントにしていきたいか」について投稿します。

Road to SRE NEXTとは

「Road to SRE NEXT」は、SREの普及とコミュニティの活性化を目的としたイベントシリーズです。このイベントは、SRE NEXT 2024の運営メンバーによって計画されています。イベントの主な目的は、地方におけるSREコミュニティの発掘と支援、SREの普及、およびSRE NEXT 東京開催への参加を促進することにあります。これにより、地方の技術者がSREとしてのキャリアを発展させるためのネットワーク構築の機会となればと考えています。また、新たな出会いを通じて、参加者同士が互いに学び合い、刺激を受ける環境を創出することも目標の一つと考えています。

私自身も仙台在住でSREを行っておりこのようなイベントが開催されること、さらに自分が運営に携わることができていることを大変嬉しく思っています。

開催スケジュール

福岡での開催が5月24日(金)に決定しました!私が所属しているGMOペパボの福岡オフィスにて開催します。また他にも3箇所での開催を計画中です。

現時点で決まっているスケジュール

5/24(金) 福岡
6/29(土) 仙台
7/5 (金) 京都
7/20(土) 広島(調整中)

参加、登壇者の募集方法ですがconnpassのSRE Loungeにて行いますので是非こちらのメンバー登録を済ませた上でお待ちいただければと思います。

さいごに

東京以外での開催は初めての試みであり、多くのチャレンジが伴います。しかし、SREコミュニティ全体を盛り上げるため私たちはこのイベントも全力で取り組んでいこうと思います! SRE NEXT公式Xアカウント @srenext から情報を発信していきますので、ぜひフォローしてください。

「Road to SRE NEXT」並びに「SRE NEXT 2024」へのご参加を心からお待ちしています!

SRE NEXT 2024を開催します

SRE NEXT LOGO

はじめに

SRE NEXT 2024 co-Chairの菱田 (@kenta_hi)です。 先日SRE NEXT 2024の開催日を公開しました。開催日は2024年8月3日〜4日の2日間の開催です。会場は、サイバーエージェントさまのAbema Towersです。SRE NEXT 2023と同様に現地とオンラインのハイブリッド開催を予定しております。

この投稿では、co-Chairの柘植さん (@shotaTsuge)ととも決めたSRE NEXT 2024のカンファレンステーマとそのテーマの背景・思いを共有いたします。

SRE NEXT 2024を開催する背景

SRE NEXT 2024は第1回目の 2020年から4回目の開催です。2020年と比較するとSREの関心領域に変化を感じています。実際にSREの担う技術領域の各々を掘り下げるような勉強会が活発になっています。たとえばPlatformEnineeringやIncident Managementの勉強会ですね。 この流れの理由は、SREの担う技術領域が多岐に渡るうえに各々の深さにあると考えています。

たとえば、私の所属しているTopotalに関わりが深いIncident Managementひとつとっても、多くのことを考えなければなりません。システムアラートの取得、インシデントの重篤度の判定、インシデント対応者の役割定義、障害対応手順書の準備、インシデント対応の訓練、ポストモーテムの作成の有無、アクションリストの管理などです。もちろんベストプラクティスは存在しますが、状況に合わせたベストケースは異なるものです。

このように、時間の経化によって各々の技術領域をより深く学ぶ機会が求められるようになりました。新たにSREとして活動するにも、もともとのバックグランドから近い技術領域から学ぶこともあるのではないでしょうか。

テーマは「Beyond NEXT」

SRE NEXT 2024では、2023で掲げた価値観 Diversity、Interactivity、Empathyを大切にしながら議論を深める場にしたいと考えています。SREの担う幅広い技術領域のトピックや組織、人材育成に対してディスカッションやコミュニケーションを通じて新たな知見や発見を得られる場です。

SRE NEXTの運営していたメンバーとしての視点では更にやりたいことがありました。たとえば、Diversityであれば地方や世界の方まで巻き込んだイベントにしたいであったり、Interactivityであればディスカッションする機会や環境があるイベントにしたいなどです。議論の内容によっては対面でなければ難しいディスカッションも想定できます。このような話もできるような場にしたいですし、さまざまな人が集まれるように前回よりも収容人数を増やしたいと考えています。

SRE NEXTを更に良くしていこうという思いがあり、SRE NEXT 2024のテーマをBeyond NEXT に決めました。

SRE NEXT とは

最後にSRE NEXTについてあらためてお話しします。

SRE NEXTは、システムの信頼性に関するプラクティスに関心を持つ人たちに向けたカンファレンスで「SRE Lounge」のメンバーが中心となり運営・開催されています。SREの役割を担った方に限らず、ユーザの信頼を獲得することに関心のある方を対象です。SRE NEXT 2024は、4回目の開催となります。

来場者は、第1回 SRE NEXT 2020 (オフライン開催)が457名、第2回 SRE NEXT 2022(オンライン開催)が690人、第3回 SRE NEXT 2023(ハイブリッド開催)現地参加 304名・オンライン 684名でした。

来場者の職責もSREだけでなく、インフラエンジニアやサーバーサイドエンジニア、フロントエンドエンジニアなどさまざまな職責の方に参加いただきました。

開催後には登壇スライドがSNSやブログで共有され、活発に感想や議論が行われました。 SRE NEXT というカンファレンスを通して、多様なSRE プラクティスの集約と普及に貢献したといえます。

さいごに

はじめてのハイブリット2日間の開催というチャレンジなのですが、2023年12月29日時点では日付と場所だけが決まっています。これからスポンサーの募集やセッション、企画、懇親会などのコンテンツを企画、検討を進めます。 適宜SRE NEXT公式Xアカウント @srenext から情報を発信していきますので、ぜひフォローしてください。

どうぞ、SRE NEXT2024をよろしくお願いします!

SRE NEXT 2023 パネルディスカッションのご紹介

SRE NEXT 運営の taxin(@taxin_tt) です!
今月末の2023/09/29(金)に SRE NEXT 2023 が開催されます!

本記事では、13:10 - 14:00の時間帯でオフライン限定で行われるパネルディスカッションの概要をご紹介します。

セッションのテーマ

セッション名は 【コミュニティコラボ企画】パネルディスカッション 〜信頼性に関わる、ご近所さんが集まりました〜 です!

今回はSRE NEXTの理念であるEmpathy (SRE以外も含めて裾野を広げること) を踏まえて、SREに関連する分野の技術コミュニティとのコラボレーションを企画しています。

blog.sre-next.dev

SREはDevOpsを始めとした様々な分野と関連付けや比較されることが多く、異なる分野の概念が混同されることもしばしばあります。
そのため、パネルディスカッションのテーマの一つとして、今回ご参加いただく各コミュニティのベースとなる技術分野 (CloudNative, Platform Engineering, DevOps) とSREの関係性を理解するというテーマを設定しています。

また、コミュニティ運営という切り口から、SREを実践するための重要要素である文化醸成に関するノウハウを見出すというテーマでも質問を用意しています。

スピーカーのご紹介

今回はコラボ企画として、CloudNative, Platform Engineering, DevOpsといった各分野の技術コミュニティからゲストスピーカーをお招きしています。

SRE NEXT2023のパネルディスカッションのスピーカープロフィール

CloudNative Days Tokyo の共同議長である青山 真也さん (@amsy810)、Platform Engineering Meetup の発起人の草間 一人さん (@jacopen)、一般社団法人 DevOpsDays Tokyo 実行委員の岡本 宗之さんのお三方にご登壇いただきます。

また、本セッションのモデレーターはSRE NEXT運営メンバーの かつひささん(@katsuhisa__) が担当します。

当日の質問内容

具体的には、以下のような質問を取り上げる予定です。(当日までに変更する可能性がございます。)

SREについて

  • SREと各コミュニティに関連する分野の関連性について
    • SRE / Platform Engineeringの比較
    • SRE と CloudNative の関連性
    • class SRE implements DevOps
  • コミュニティやスピーカー個人の観点で、注目しているSREの概念・プラクティスについて教えてください
  • 各コミュニティで紹介されている、もしくは実施しているSREの実践例について教えてください

コミュニティ運営について

  • コミュニティへの参加・立ち上げたきっかけを教えてください
  • コミュニティが現状の規模になるまでの歴史
  • コミュニティ運営において大変だった点とそれを踏まえた改善施策・ノウハウについて教えてください
  • コロナ禍でのコミュニティ運営について
  • コミュニティにおける参加者のエンゲージメントを高める取り組みについて

必ずしも、全ての質問を取り上げることはできないかもしれませんが、時間が許す限り、多くの内容に触れられるとよいなと思っております。

皆様、ハイブリッド開催となった SRE NEXT 2023 でお会いしましょう!

SRE NEXT 2023 の CFP についてのご案内

こんにちは。SRE NEXT 2023 のスタッフ(Speakerチーム)で Call For Proposals(CFP) を担当している清水です。

CFPの公開について

今回で 3回目 の開催となる SRE NEXT 2023 ですが、過去の回と同様に広く発表を募集します。この記事ではプロポーザルの応募にあたって感じる疑問点や不安をできるだけ解決できるよう、イベントの概要から、プロポーザルの応募方法、そしてプロポーザルが採択された場合の参加方法まで詳しくご説明します。

どのような発表を募集しているか

まずは SRE NEXT 2023 Chair の gr1m0h(ぐりもお)さんの SRE NEXT 2023開催宣言のブログ記事 をご一読ください。

前回の SRE NEXT 2022 では 「SRE DIVERSITY」がテーマでした。この価値観を継続していき、今後もこれを当たり前の価値観としていきたいと考えています。

今回、SRE NEXT はカンファレンス運営にあたっての価値観を改めて整理しなおし、「Interactivity」「Diversity」「Empathy」の3つの価値観を定義しています。それぞれの価値観の詳細については SRE NEXT 2023開催宣言のブログ記事 をご覧ください。

これらの価値観を大事にしつつ、今までの SRE NEXT と同様に、今回も以下のトピックを含む発表を募集します。

  • Site Reliability Engineering に関すること
  • 実際に遭遇した問題を解決した内容であること

そして、「Site Reliability Engineer という職種にとらわれない」「SRE 本にあったプラクティスにとらわれない」発表も広く募集します。発表時間は「20分(質疑応答の時間は含まない)」で統一します。

プロポーザルを検討する中で「これは果たしてSREなんだろうか?」と疑問を持ったとしても、あまり考えすぎず、まずは応募していただければ幸いです。

採択にあたっては、SRE NEXTスタッフ内の希望者でプロポーザルレビューおよび投票を行い、投票数の多かったものを優先的に、セッションの多様性を考慮して採否を決定します。

プロポーザルが採択された場合の参加方法

SRE NEXT 2023はオフラインとオンラインのハイブリッド開催となりますが、スピーカーの方は現地(九段会館テラス コンファレンス&バンケット)参加に限定させていただきます。また原則として、事前の録画の提出と現地での再生については不可とさせていただきます。

※自然災害等の不可抗力、その他主催者の責めに帰すべき事由によらずに現地会場への来場者の安全が確保出来ない場合にはオンライン開催に切り替える可能性があります。また、自然災害等の不可抗力、その他主催者の責めに帰すべき事由によらずにイベントの開催が困難となった場合には、開催を延期または中止させていただきます。延期の場合はオンライン開催のみとなります。

参加チケットについて

プロポーザルを提出いただいた方は、7月中旬より販売開始予定の参加チケットを急いで購入いただく必要はございません。採択された場合は無償で懇親会付きチケットが発行され、採択されなかった場合につきましては、チケット二次募集開始前に3営業日ほど優先販売の期間を設ける予定です。プロポーザル投稿フォームに記載いただいた連絡先宛に、チケット優先購入方法をご案内いたします。

プロポーザル投稿フォームの記入方法

プロポーザルの投稿フォームは 2023年7月10日(月)12:00 にオープンしました。

応募の締切は 2023年7月31日(月)23:59 です。

一度投稿したプロポーザルは、締切まで何度でも編集できます。そのため、もし少しでも「SRE NEXT 2023 で発表してもいいかな…」とお考えでしたら、仮の内容で構いませんので、できるだけ早めに最初の投稿をすることをお勧めします

また、「発表のアイディアを1つに絞れない…」という方のために、1人につき2件までプロポーザルを受け付けます。もし3件以上投稿された場合は、最終更新日が新しい2件のみを審査の対象とします。ただし、プロポーザルを2件投稿された場合、採択されるのは最大1件となります。

以下、投稿フォームの各項目について、詳しくご説明します。

メールアドレス

プロポーザルが採択された場合、@sre-next.org のアドレスから、こちらのメールアドレス宛にご連絡を差し上げます。採否の連絡は、締切の約1週間後を予定しています。

プロポーザルを投稿いただく段階では、メールアドレス以外の情報はお伺いしません。プロポーザルが採用された際には、オフィシャルサイトに掲載するため、追加で以下の情報提供をお願いします。

  • 氏名(ハンドルネーム可)
  • 所属(非公開可)
  • SNS アカウント(非公開可)
  • 氏名とともに表示するアイコン画

発表のタイトル、発表の概要

参加者が発表の内容をイメージできて「聞いてみたい!」と思えるような、タイトルおよび概要の記入をお願いします。

プロポーザルが採択された場合、これらは参加者に向けた情報として、SRE NEXT 2023 オフィシャルサイト上で公開されます。どのように表示されるかは、前回のタイムテーブルをご参考ください。

聞いた人が得られるもの

この発表を聞いた参加者が何を持ち帰れるかを、100文字以内でアピールしてください。この情報は、採否を判断するための情報として、スタッフのみが閲覧します。

例えば、あなたはどのような聴衆を想定しているか、あなたの講演を聞いた人はどんなアクションを始めたくなるか、あなたの講演を聞いた人の記憶に一番残るものはなにか、といったことを考えてみてください。

発表の詳細(任意)

現時点で予定している発表の詳細を、可能な範囲でご記入ください。この情報は、採否を判断するための情報として、スタッフのみが閲覧します。

この項目は任意入力ですが、詳しく書かれているほど、スタッフが採否を判断する際の助けになります。過去の SRE NEXT では非常に魅力的なプロポーザルが多く、最終的な採否の判断を行うにあたって、この項目をとても参考にさせていただきました。

確認事項

事前にご確認いただきたいことを、投稿フォームの最後にチェックリストとして記載しています。

これらの確認事項に同意いただける場合は、チェックボックスをオンにしてください。すべてのチェックボックスがオンになっているプロポーザルのみを審査の対象とさせていただきます。

  • イベント当日 9/29(金) 九段会館テラス コンファレンス&バンケットに来場する
  • イベント後に YouTube の SRE NEXT チャンネルでアーカイブ公開する
  • SRE NEXT 行動規範 (Code of Conduct)に同意する
  • SRE NEXT 参加規約 に同意する

おわりに

プロポーザルの提出にあたって、もし不明な点や、不安を感じる点がございましたら、Twitter@srenext 宛か、SRE Lounge の Slack グループ(参加リンク)内にある #sre-next チャンネルにてご質問ください。

それではご提出お待ちしております!

変更履歴

2023-07-06:参加チケットについて追記しました 2023-07-17:プロポーザル投稿フォームのURLを記載しました